宮崎に移住してのんびりスローライフ

神奈川から宮崎に移住して、のんびりスローライフを楽しんでいます。サーフィンや釣り、ギターに料理にと、のんびりゆったり毎日を楽しんで、今日も笑顔

友子の癌闘病日記 第一話「医療の限界?」

「友子、あきらめよう・・・」

そう私が言うと、気まずい沈黙の時間が流れる。

いつもは明るい友子もうつむいている。

「さすがにいまの医療では無理だよ」

優しく諭すように友子に話す。けど

「やだ。あきらめたくない」

友子は私の目をしっかり見ていて、強い決意を感じる。

「友子の気持ちはわかるけど、駄目だと思う・・・」

再び気まずい沈黙。どれくらいの時間が流れただろうか。

でも、ここははっきり言わないと。

意を決して私が告げる。

 

「友子、癌の手術のついでに顔面を新垣結衣にするのは無理だよ!」

「じゃあ!綾瀬はるかでいい!」

「できるか!ボケ!」

「なんでじゃ!?」

「なんでもじゃ!てか、新垣結衣が無理だから綾瀬はるかならいけます。なんてことあるか!」

 

友子に癌が見つかり、手術のついでに顔も整形できるとしたら誰になりたい?

と、そんな会話から口論になり今に至る。

友子が新垣結衣になるの一点張りで、全く引こうとしない。

妥協して綾瀬はるか

よーし できるかどうか、先生に聞いてみよう!

 

数日後

 

病院にて、友子の手術の詳細について説明を受けた後、神妙な面持ちで先生に聞いてみた

 

先生「いけますよ」

二人「え!?」

先生「大丈夫です」

私「本当ですか先生!?よかったな友子!」

友子「あ、でもやっぱりいいです」

私「え? なんで???」

友子「私、なんだかんだで自分顔が一番好きなんで」

私「・・・・」

先生「そうですか」

 

 

次回

友子の癌闘病日記 第二話「手術当日。パンツ一丁」

 

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